第85回皇后杯準々決勝

4カードともリーグ戦の上位チームが勝ち上がった。

順当と言えばそれまでだが、敗れたチームも見せ場は十分作れたのではないか。

3,4試合目はハイライトで見た程度だが、日立ハイテクは昨季3試合とも完敗した相手に予想していたよりは点差を抑えた。

シャンソンもスコア上は完敗だったが、絶対女王を慌てさせたことだろう。

それではフルタイムで見た2試合のレビューを。

2試合とも昨日このブログで書いた展望が結構当たってて、嬉しいです(笑)

デンソー×トヨタ紡織

前半デンソーは連動性に欠け、紡織の思い描く展開になっていた。

後半はデンソーのオフボール時の動きが活発になり、デンソーが主導権を握り、3Q終盤の伊集、稲井の立て続けの3ptで完全にデンソーペースかと思った。

そこに立ちはだかったのは髙田真希

このバスケットカウントで紡織は力尽きた感があった。

川原に加え、中川もDNP

普段プレータイムが少ない坂本には酷だった。

バスケIQが高い選手は多いが、どうしてもサイズのミスマッチが常に生じて、ファールトラブルも起こりやすい。

来季以降上位に進出するためには大型センターが必要だろう。

トヨタ自動車×三菱電機

トヨタは立ち上がりで懸念していた通りインサイドを西岡、王に制圧されリバウンドを拾えなかった。

タイムアウト明け奮起したのが馬、というか彼女しか頑張っていなかったと言いたいくらい動きが鈍かった(苦笑)

徐々にペースを掴んだが、2Qでそれを確固たるものにしたのが安間、栗原、近藤だ。

三菱の粘り強さはさすがだったが、後半ギアを上げた三好、長岡の破壊力にやられた格好だ。

準決勝の1カードは今回取り上げた試合の勝者デンソー×トヨタとなる。

昨季のリーグセミファイナルではデンソーが逆転勝ち。

今季の戦いぶりを見るとトヨタに分がありそうだが、とにもかくも髙田をどう抑えるか

今日のような立ち上がりではダメだ。

また山本、水島の力も必要となってくる。

心に響くというより胃が痛む一発勝負だが、明日の11:15が楽しみでならない。